「顎のこり」を感じたことはありませんか?噛む筋肉が緊張する原因とトラブル
こんにちは。いのうえ歯科です!
朝起きたとき、顎がだるかったり、なんとなく口が開きにくいと感じたりすることはありませんか?その正体は、実は「顎のこり」かもしれません。
今回は、顎の筋肉が緊張する原因と、放置するリスクについて解説します。
■顎がこる正体は「咬筋(こうきん)」の緊張
私たちが食事をするときや会話をするときに使うのが「咬筋(こうきん)」という筋肉です。頬骨から顎のエラ部分にかけてついており、噛みしめると硬くなる部分です。
肩のこわばりで「肩こり」が起きるのと同じように、この咬筋も、過度な力がかかり続けると硬くこわばります。これが、顎の疲れや重だるさの原因となっています。
■なぜ筋肉が緊張するのか?
無意識に顎がこってしまう主な原因は、以下の3つです。
1.無意識の食いしばり(TCH)
リラックス時は、上下の歯は数ミリ離れているのが正常です。しかし、無意識に歯を接触させ続けてしまう癖(TCH)があると、たとえ弱い力でも、筋肉が疲労し続けます。
2.ストレスと歯ぎしり
ストレスを感じると、人は無意識に歯を食いしばる傾向があります。睡眠中の歯ぎしりは脳のリミッターが外れるため、体重と同程度(約60kg〜100kg)もの強い力がかかるともいわれています。
3.姿勢の悪さ
スマホやパソコン作業での猫背は、顎の位置をずらし、筋肉を緊張させます。
■放置は危険!「こり」が引き起こすトラブル
顎のこりを「ただの疲れ」と放置していると、重だるさが続くだけでなく、強い負荷で歯がすり減ったり、最悪の場合は歯が割れてしまったりすることもあります。また、咬筋は首や肩の筋肉とつながっているため、慢性的な頭痛や肩こりの原因になることもめずらしくありません。
■まとめ
顎のこりを解消し、歯を守るためには「筋肉を休ませる」ことが大切です。
まずは、日中に「いま、奥歯が触れていないか?」を確認し、意識的に力を抜く習慣をつけましょう。お風呂上がりなどに、頬の筋肉を痛みのない範囲で優しくマッサージするのも効果的です。
また、ご自身でのケアが難しい場合、歯科医療の選択肢の一つとして、筋肉の過度な緊張を注射で緩める「ボツリヌス治療」という方法もあります。(※ボツリヌス治療は公的医療保険が適用されない「自由診療」です。)
「朝起きると顎が疲れている」「エラが張っている気がする」という方は、歯が割れてしまう前に、ぜひ一度歯科医院へご相談ください。
