スマホを見ているときの「うつむき姿勢」が、顎への負担を増やす理由
こんにちは。いのうえ歯科です!
電車の中やデスクワーク中つい夢中になってスマホやパソコンをのぞき込んでいませんか?「スマホ首」や「ストレートネック」という言葉が有名ですが、実は下を向く姿勢を続けているとき、お口周りの筋肉にも大きな負担がかかっているといわれています。
今回は、姿勢とお口の意外な関係と、今日からできるリフレッシュ法をご紹介します。
■下を向く姿勢が「食いしばり」や「歯の接触」を引き起こす
人の頭はボウリングの玉ほどの重さ(約5kg)があります。うつむくとその重さを支えるために、首や肩だけでなく、顎の筋肉(咬筋など)も連動して緊張しやすくなります。特に集中して下を向いているとき、無意識に上下の歯が触れ合っていませんか?本来、リラックスしているときは上下の歯の間に数ミリの隙間があるのが正常な状態です。
実は、強く噛みしめていなくても、上下の歯が触れているだけで筋肉は休まらず、負担がかかり続けます(これをTCH:上下歯列接触癖と呼びます)。この小さな接触が積み重なると、夕方の顔周りの重だるさや、朝起きたときの顎の疲れ、さらには歯が削れたり欠けたりする原因につながることがあります。
■今日からできる!お口のリフレッシュ法
お口周りの緊張をリセットするために、以下のポイントを意識してみてください。
・スマホを目線の高さまで上げる
スマホを顔の正面に持つだけで、顎や首への負担はぐっと軽減されます。
・「舌のポジション」を確認する
舌の先が上の前歯の付け根あたりにあり、歯と歯が触れ合っていない状態が理想のリラックスモードです。
・こまめな深呼吸とストレッチ
1時間に1回は、上を向いて大きく深呼吸をしましょう。「あいうべ体操」のように大きくお口を動かすのも効果的です。
・歯科医院で相談
食いしばりによる歯への影響を抑えるマウスピース(ナイトガード)の作製や、筋肉の緊張を和らげる「ボツリヌス治療」という選択肢を相談してみるのも一つの方法です。
※「ボツリヌス治療」は公的医療保険が適用されない自費診療です。
■まとめ
デスクワークやスマホは生活に欠かせませんが、知らず知らずのうちに体に力が入ってしまうものです。もし「自分では力が抜けない」「朝の違和感が取れない」と感じるときは、お口の専門家である当院にぜひお気軽にご相談ください。
