セラミック治療は割れやすい?長持ちさせるために
こんにちは。いのうえ歯科です!
セラミックは割れやすいと言われており、実際に心配される方は少なくありません。確かに一昔前のセラミックは強度面で不安がありましたが、現在では素材の進化によって格段に丈夫になり、日常生活で長く快適に使える治療法となっています。
今回は、セラミックを長持ちさせるためにどんな工夫ができるのかを詳しく解説します。
■ セラミックは本当に割れやすいの?
セラミックは「陶材」でできており、金属に比べると脆さがあるのは事実です。しかし、すべてのセラミックが同じではありません。例えば現在主流の素材で人気の高い「ジルコニアセラミック」は、
人工ダイヤモンドとも呼ばれるほど強度が高く、奥歯のように強い力がかかる部位にも使用可能です。見た目も天然歯に近く、耐久性と審美性を兼ね備えています。
このように、素材を正しく選べば「割れやすい」というデメリットも大きくカバーできます。
■ 割れる原因は素材だけじゃない
セラミックの破損は、「使い方」による影響が大きい場合もあります。
・歯ぎしり・食いしばりなどで無意識に強い力が加わり続ける
・硬いものを噛む習慣がある
・装着時の噛み合わせに不具合があり、一部分に過剰な力が集中している
・定期検診を怠るなど、メンテナンスを怠っている
■ 長持ちさせるためにできること
セラミックを長持ちさせるためには、日常生活での工夫と定期的なケアが欠かせません。
✔️歯ぎしり・食いしばりがある方はナイトガードを使用する
✔️衝撃が加わらないように注意する
✔️歯科医院で定期検診・クリーニングを受ける
✔️定期的に噛み合わせを調整する
■ セラミック治療の寿命と費用対効果
セラミックの寿命は平均して10〜15年といわれていますが、適切に管理すればそれ以上使えるケースもあります。プラスチックの詰め物や銀歯と比べると初期費用は高いですが、変色や再治療のリスクが少ないため、長期的に見ると費用対効果に優れています。
■ まとめ
「セラミックは割れやすい」と心配する方は多いですが、実際には素材の選び方や正しいケアによって十分に長持ちさせることが可能です。強度の高いジルコニアなどを選ぶ、歯ぎしり対策を行う、定期検診を受けるなどを意識することで、長く快適に維持できます。セラミック治療を検討されている方は、ぜひ当院にご相談ください。
