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補綴物と口臭の関係

2025年1月17日

こんにちは。いのうえ歯科です!

口臭は、人間関係や社会生活に大きな影響を与える悩みのひとつです。口臭の原因はさまざまですが、補綴物が原因で口臭が気になることもあります。本記事では補綴物と口臭の関係と、おすすめの補綴物についてお話しします。

■補綴物の種類

補綴物とは失った歯を補うための人工歯のことですが、主に金属製の材料でできている銀歯や、陶器の一種であるセラミックなどがあります。

■銀歯による口臭の原因

銀歯は強度が高く、保険診療で受けられるので治療費用も安価な一方で、口臭の原因になることがあります。その理由は下記の通りです。

①金属アレルギー:一部の人は、銀歯に使用される金属に対してアレルギー反応を示すことがあります。この場合、口内に炎症を引き起こし、口臭を悪化させる要因となります。

②汚れの蓄積:銀歯は金属製であるため、汚れやプラークが付着しやすい傾向があります。これが口臭を引き起こす原因になります。

③腐食:銀歯が腐食することで、金属の不快な匂いが口に残ることがあります。

■口臭を予防したいならセラミックがおすすめ

銀歯が口臭の原因になる可能性が高い一方で、セラミックは口臭のリスクを大幅に軽減できます。

①生体親和性が高い

金属アレルギーを引き起こすことがないので炎症が起こりにくく、口臭のリスクも低減します。

②汚れがつきにくい

セラミックは滑らかな表面をしているので、汚れやプラークが付着しにくく、清潔に保ちやすいので口臭の原因となる細菌の繁殖を抑えられます。

■セラミックの治療プロセス

セラミックの補綴物を作成する際の主な治療の流れは下記の通りです。

①診断と治療計画の立案

患者様の口腔内の状態を検査や診察を通して確認し、最適な治療方法を決定します。

②歯の型取り

補綴物を製作するための型取りを行います。

③仮歯の装着

セラミックの補綴物が完成するまでの間は仮歯を装着します。

④セラミックの補綴物の装着

セラミックの補綴物が完成したら、口腔内に装着して治療完了です。

口臭予防のためには、定期健診も重要

口臭を予防するためには、日々の念入りな手入れだけでなく、歯科医院での定期的な歯科検診やクリーニングが重要です。

■まとめ

補綴物の選択は、見た目や機能性だけでなく、口臭にも影響を与えることをお分かりいただけたでしょうか。口臭に悩んでいる方や予防したい方は、ぜひセラミックの補綴物を検討してみてください。