審美歯科で治療制限を受けることはある?
こんにちは。いのうえ歯科です!
審美歯科は、見た目の美しさや機能性のどちらも重視した歯科治療です。歯のホワイトニングやセラミック治療、歯列矯正治療など、患者様の希望に応じて、より適した治療を受けられます。しかし、審美歯科を受ける際、治療制限を受けることがあります。今回は審美歯科における治療制限について詳しく解説します。
■審美歯科治療の目的
まずはじめに審美歯科の主な目的を理解しておくことが重要です。
ホワイトニング:歯を白くするための処置
セラミック/インプラント治療:失った歯質の一部や歯を取り戻すための補綴治療
歯列矯正治療:歯並びや噛み合わせを整える治療
これらの治療は、審美性と機能性の両方を兼ね備えた治療法ですが、全ての患者に対して適用できるわけではありません。
■治療制限が生じる理由
・全身の健康状態
健康状態が治療に影響を与えることがあります。例えば、心疾患や糖尿病などの全身疾患がある場合は治療制限を受ける可能性が高くなります。
・口腔内の健康状態
虫歯や歯周病が進行している場合、まずはそれらの治療が優先されるため、審美的な治療が後回しにされることがあります。また、歯を支える顎骨の状態が良くない場合も、治療の選択肢が限られることがあります。
・年齢
小児や高齢者の場合、身体的な特性や健康リスクをより考慮する必要があるため、希望した治療を受けられない可能性があります。
・費用面
保険適用外なので費用が高額になります。患者様の経済的な状況によっては、希望する治療を受けられない場合もあります。
■治療制限の具体的な例
具体的にどのような治療が制限されるのか、いくつかの例を挙げてみましょう。
・ホワイトニング
歯が健康な状態であることが前提です。虫歯や歯周病がみられる場合は、まずそれらの治療を行う必要があります。また、妊娠中の女性や授乳中の女性も、ホワイトニングを控えることが推奨されています。
・セラミック/インプラント治療
セラミックやインプラントは失った歯質の一部や歯を回復するための治療ですが、周囲の歯の健康状態や顎骨の状態が影響します。
・歯列矯正治療
患者様の年齢や歯・歯茎などの歯周組織の状態によって制限がかかることがあります。
■まとめ
審美歯科は、大変魅力的な治療方法ですが、健康を配慮したうえで、治療制限が生じることがあります。審美歯科を受ける際は事前にしっかりとしたカウンセリングを受けることが重要です。