インプラントにおける歯科用CT検査の重要性①
こんにちは。いのうえ歯科です!
インプラント治療は治療を行う前に必ず精密な検査が行われますが、そのなかでも欠かせないのがCT検査です。本記事では、インプラント治療における歯科用CT検査の重要性について詳しくお話しします。
■インプラント治療って何?
インプラント治療は、外傷や虫歯、歯周病などにより欠損した自分の歯を補うための歯科治療方法です。外科手術が必要になり、一般的な歯科治療よりも大きな治療になります。歯科医師が人工歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を取り付けます。インプラント治療はブリッジや入れ歯などの治療と比較すると、審美性にも優れており、機能性も天然歯に最も近い方法の一つとされています。
■歯科用CT検査とは
歯科用CT検査は、歯科治療において非常に重要な役割を果たす画像診断法です。X線を使用して顎の内部構造を3次元で撮影し、詳細な画像を得ることができます。この検査により、歯科医師は顎の骨の密度や形状、神経や血管の位置などを正確に把握できます。
■インプラント治療ではなぜ歯科用CT検査が必要なのか
歯科用CT検査は、インプラント治療において非常に重要な検査です。顎の骨の状態や構造を正確に把握することで、インプラントの埋入位置や角度を適切に計画することができます。また、周囲の神経や血管の位置を把握することで、手術中のリスクを最小限に抑えることができます。インプラント治療の失敗の原因の多くは埋め込む位置のズレやインプラントが抜け落ちてしまうことによるものです。歯科用CT検査を受けることで顎の骨の状態や構造を正確に把握できるため、インプラントの埋入位置や角度を適切に計画することが可能になります。CT検査は手術の成功率を高めるために必要不可欠な要素です。また、従来のX線検査よりも放射線量が少ないため、安全性も高いです。
■歯科用CT検査の手順?
歯科用CT検査は比較的簡単な手順です。
①専用の椅子に座った状態でCT装置に頭を固定します
②数分間静かに待つと撮影が完了します
なお、X線を使用するため、装着している金属製の装置やアクセサリーは外しておく必要があります。検査中は完全に静止する必要があるため、患者様は指示に従って動かないようにします。
■まとめ
次の記事でも引き続きCT検査についてお話しします!